ニトロゲナーゼ【nitrogenase】
分子状窒素を還元してアンモニアにする酵素。窒素固定を行う根粒菌や藍藻などに存在する。
ニトロゲン【(ドイツ)Nitrogen】
窒素。常温で無色・無臭の気体。空気体積の約78パーセントを占める。
ニトロサミン【nitrosamine/nitrosoamine】
亜硝酸と第2アミンとの反応により生成するN-NOの原子団をもつ物質の総称。発癌(はつがん)性をもつ。食品添加物中の亜硝酸塩と食品中のアミンにより体内でも生成する。ニトロソアミン。
ニトロセルロース【nitrocellulose】
セルロースの硝酸エステル。セルロースを硝酸・硫酸・水の混合物で処理してつくる。硝酸度の多いものは無煙火薬などに、少ないものはラッカーやフィルム、セルロイドなどの原料。硝酸セルロース。硝酸繊維素。...
ニトロソアミド【nitrosamide/nitrosoamide】
ニトロソ基(-NO)をもつアミド。食品より検出される発癌(はつがん)物質で、胃や食道の発癌に関係する。
ニトロソアミン【nitrosamine/nitrosoamine】
⇒ニトロサミン
ニトロソ‐かごうぶつ【ニトロソ化合物】
《ニトロソは、nitroso, nitros》ニトロソ基(-NO)のついた化合物。不安定で発癌(はつがん)性が強い。食品添加物の亜硝酸塩とアミノ酸から腸内細菌が作るアミンの反応により体内で生ずる。
ニトロソグアニジン【nitrosoguanidine/nitrosguanidine】
ニトロソ化合物の一つ。高い確率で微生物に突然変異を起こさせるので、バイオテクノロジー研究に使用される。発癌(はつがん)性がある。
ニトロソメタンフェタミン【nitrosomethamphetamine】
覚醒(かくせい)剤ヒロポンの成分であるメタンフェタミンが、亜硝酸ソーダと反応して生ずる発癌(はつがん)物質。
ニトロたかんほうこうぞく‐たんかすいそ【ニトロ多環芳香族炭化水素】
多環芳香族炭化水素(PAH)が大気や有機物中の窒素と結合してニトロ化した物質の総称。化石燃料などの燃焼によって副生成する。大気汚染の原因である浮遊粒子状物質(SPM)になるほか、発癌(はつがん)...