にわ‐の‐おしえ【庭の訓】
《「庭訓(ていきん)」を訓読みにした語》家庭教育。「余は幼き比より厳しき—を受けし甲斐に」〈鴎外・舞姫〉
にわ‐の‐もの【庭の者】
武家で、庭の掃除など雑事を仕事とする下級の者。室町幕府では庭奉行、江戸幕府では若年寄の配下にあった。
にわ‐のり【庭乗り】
庭先などで馬を乗りならすこと。「小馬を賜って—仕りける程に」〈盛衰記・一一〉
にわ‐ばん【庭番】
1 庭の番人。 2 ⇒御庭番(おにわばん)
にわ‐び【庭火/庭燎】
庭でたく火。特に、神事の庭にたくかがり火。また、宮中の御神楽(みかぐら)でたくかがり火。柴灯(さいとう)。《季 冬》 宮中の御神楽の一曲で、楽器の調子合わせに続いて行う一種の序曲。歌は採り物...
にわ‐ふじ【庭藤】
マメ科の落葉小低木。川岸などに生え、高さ30〜60センチ。葉は狭卵形の小葉からなる羽状複葉。夏、紅色か白色の花を総状につける。庭園によく植えられる。いわふじ。
にわ‐ぶぎょう【庭奉行】
室町幕府の職名。幕府庭内の清掃や建物の修繕などをつかさどった。
にわ‐ほこり【庭埃】
イネ科の一年草。庭や田などに繁茂し、高さ15〜25センチ。葉は線形。夏から秋に、多数の淡紫色の小穂が円錐状につく。
にわ‐まわり【庭回り】
庭園の周辺。
にわみ‐ぐさ【庭見草】
ハギの古名。「垣根には朝顔かかる—折に立ちよる人のうとさよ」〈蔵玉集〉