ねん‐ね
[名](スル)《「ね(寝)る」の「ね」を重ねた「ねね」の音変化》 1 寝ること、眠ることをいう幼児語。「坊やはよい子だ—しな」 2 赤ん坊。転じて、年齢のわりに幼稚で、世間を知らないこと。また、...
ねん‐ねえ
「ねんね」の音変化。「そういつまでも—じゃ居ませんからねえ」〈藤村・老嬢〉
ねん‐ねこ
1 眠ることをいう幼児語。「—歌(=子守歌)」 2 「ねんねこ半纏(ばんてん)」の略。《季 冬》「—に埋めたる頰に櫛落つる/虚子」
ねんねこ‐ばんてん【ねんねこ半纏】
幼児を背負った上から羽織る広袖(ひろそで)の綿入れ半纏。子守半纏。
ねん‐ねん
《「ね(寝)る」の「ね」を重ねた「ねね」の音変化》「寝なさい」の意で、幼児を寝かしつけるときに言う語。
ねん‐ねん【年年】
年ごと。毎年。「—忘れっぽくなる」
ねん‐ねん【念念】
1 仏語。一瞬間。刹那刹那(せつなせつな)。時々刻々。 2 一つ一つの思い。種々の考え。「われらが心に—の欲しきままに来たり浮かぶも」〈徒然・二三五〉
ねんねんころり
子守歌の文句。ころりと横になって寝なさい、の意。「—、おころりよ」
ねんねん‐さいさい【年年歳歳】
毎年毎年。歳々年々。「—繰り返される恒例の行事」
年年(ねんねん)歳歳(さいさい)花(はな)相似(あいに)たり
《劉希夷「代悲白頭翁」の「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」から》毎年毎年、花は変わることなく咲く。人の世の変わりやすいのに比べ、自然は変わらないことのたとえ。→歳歳年年人同じからず