のこり【残り】
残ること。また、残ったもの。「—の仕事をかたづける」「金の—を数える」「生き—」「売れ—」
のこり‐おお・い【残り多い】
[形][文]のこりおほ・し[ク]心残りが多い。残念である。なごり惜しい。「—・い別れ」
のこり‐おし・い【残り惜しい】
[形][文]のこりを・し[シク]心残りがする。なごり惜しい。「このまま去るのも—・い気がする」
のこり‐が【残り香】
《「のこりか」とも》人が立ち去ったあとに残る、その人のにおい。「—が漂う」
のこり‐かす【残り滓】
必要なものを取ったあとに残る価値のないもの。
のこり‐がく【残り楽】
雅楽の管弦の特殊な演奏様式の一。楽曲を反復演奏するうち、順次に諸楽器の演奏をやめ、最後に箏(そう)だけを残してその技巧を披露するもの。
のこり‐ぎく【残り菊】
襲(かさね)の色目の名。表は黄、裏は薄青または白。冬に用いる。
のこり‐すくな【残り少な】
[形動][文][ナリ]《「のこりずくな」とも》あとに残っているものが少ないさま。「時間が—になる」
のこり‐すくな・い【残り少ない】
[形]あとに残っているものが少ない。「—・い夏休み」
のこりぜんぶバケーション【残り全部バケーション】
伊坂幸太郎による小説。ともに裏稼業の世界で生きる二人の男を主人公とする連作短編5編からなる。平成24年(2012)刊行。