ご‐とまり【五泊】
奈良時代から鎌倉中期、瀬戸内海を航行して難波(なにわ)に入る船が停泊した五つの港。檉生泊(むろうのとまり)(たつの市)・韓泊(からのとまり)(姫路市)・魚住泊(うおずみのとまり)(明石市)・大輪...
さき‐もり【防人】
《「崎(さき)守(もり)」の意》古代、筑紫・壱岐・対馬(つしま)など北九州の防備に当たった兵士。663年の白村江(はくそんこう)の戦い以後制度化され、初め諸国の兵士の中から3年交代で選ばれ、のち...
こし‐まき【腰巻(き)】
1 女性が和装するとき、下着として腰から脚にかけて、じかに肌にまとう布。ゆもじ。おこし。 2 中世以降、武家の女性や宮中の下仕えの女官が、夏に小袖の上につけて肩脱ぎとして腰から下に巻きつけた衣服...
し‐しゃ【使者】
1 命令や依頼を受けて使いをする人。使いの者。「—を派遣する」「—に立つ」 2 これから先にくる物事を予感させる人や物。先触れ。「冬の—ハクチョウ」 3 法律上、他人の決定した法律行為を単に伝達...
し・ず【垂づ】
[動ダ下二]たらす。下げる。「後れにし人を偲はく思泥(しで)の崎木綿(ゆふ)取り—・でて幸(さき)くとそ思ふ」〈万・一〇三一〉
しこ・ず【讒づ/譖づ】
[動ダ上二]讒言(ざんげん)する。「長飼首(うまかひのおむ)歌依(うたより)を—・ぢていはく」〈欽明紀〉
シスジャスモン【cis-jasmon】
ジャスミンの花に含まれる特徴的な香気成分。 [補説]シスジャスモンはクワの葉からも微量に放出されており、カイコを誘引する作用があることが、平成21年(2009)、日本の研究グループにより明らかに...
じ‐がみ【地紙】
1 扇や傘などに張るために、その形に切った紙。 2 金銀の箔(はく)などを張りつける下地の紙。 3 紋所の名。扇の地紙をかたどったもの。
した‐も【下裳】
1 奈良・平安時代、女性が襲(かさね)の裳をつけるときに下にはく裳。 2 湯巻き。〈色葉字類抄〉
しち‐けん【七賢】
「論語」微子にあげる中国周代の、伯夷(はくい)・叔斉(しゅくせい)・虞仲(ぐちゅう)・夷逸(いいつ)・朱張・少連・柳下恵の七人の賢人。 ⇒竹林(ちくりん)の七賢