はし‐だて【梯立て】
《古くは「はしたて」とも》はしごを立てること。また、その形をしていること。「神の神庫(ほくら)も—のままに」〈垂仁紀〉
はしたて‐でんせつ【箸立て伝説】
高僧や貴人が弁当に使った箸を地に立てると、それが根づいて大木になり、神木となったという伝説。弘法大師のほか、西行や太田道灌などが主人公とされる。
はした‐な・い
[形][文]はしたな・し[ク] 1 慎みがなく、礼儀にはずれたり品格に欠けたりして見苦しい。みっともない。「—・い言葉遣い」「些細(ささい)なことで—・く言い争う」 2 どっちつかずで落ち着かな...
はした‐な・む
[動マ下二] 1 きまりの悪い思いをさせる。「心を合はせて、—・め煩はせ給ふ時も多かり」〈源・桐壺〉 2 きびしくたしなめる。「あなものぐるほしと—・めさし放たむにも」〈源・宿木〉
はした‐め【端女】
召使いの女。はした者。
はした‐もの【端物】
数のそろっていないもの。また、中途半端なもの。はんぱもの。
はした‐もの【端者】
1 「端女(はしため)」に同じ。「—、女房の局の人など、をかしく仕立てつつ」〈栄花・根合〉 2 「端女郎(はしじょろう)」に同じ。「—を、借してくださりませい」〈浮・諸艶大鑑・六〉
はした‐わらわ【端童】
子供の召し使い。「このあこ君といふ—しておこせたり」〈落窪・一〉
はし‐だい【箸台】
「箸置き」に同じ。
はしだて‐の【梯立ての】
[枕]床の高い倉にはしごをかける意から、「くら」「嶮(さが)し」、また「くら」の音変化「くま」にかかる。「—倉梯山(くらはしやま)は」〈記・下・歌謡〉 「—嶮(さが)しき山も」〈仁徳紀・歌謡〉 ...