はつ‐ゆ【初湯】
1 「産湯(うぶゆ)」に同じ。 2 新年になって初めて湯に入ること。また、その湯。正月2日が多い。初風呂。《季 新年》「去年(こぞ)よりの雪小止みなき—かな/万太郎」
はつ‐ゆき【初雪】
1 その冬初めて降る雪。《季 冬》「—や水仙の葉のたわむまで/芭蕉」 2 襲(かさね)の色目の名。表は白、裏は少し曇った白または紅梅。
はつゆき‐の‐げんざん【初雪の見参】
平安時代、初雪の降った日に群臣が参内(さんだい)したこと。また、その儀式。
はつ‐ゆめ【初夢】
新年最初に見る夢。ふつう元日または2日の夜に見る夢をいう。古くは、節分の夜に見る夢をいった。《季 新年》「—に古郷(ふるさと)を見て涙かな/一茶」
はつゆめ‐あわせ【初夢合(わ)せ】
初夢により吉凶を占うこと。
はつゆめ‐づけ【初夢漬(け)】
薄塩に漬けた小ナスを、芥子(からし)と麹(こうじ)で漬けたもの。また、小ナスを砂糖漬けにした菓子。
はつ‐ゆるし【初許し】
師匠から、最初の段階の免許を与えられること。また、その免許。初伝。