は・つ【果つ】
[動タ下二]「はてる」の文語形。
は・つ【泊つ】
[動タ下二]船が停泊する。「磯ごとに海人(あま)の釣舟—・てにけり」〈万・三八九二〉
はつ‐あかね【初茜】
元日の明け方、茜色に染まった空。《季 新年》
はつ‐あかり【初明(か)り】
元日の明け方の光。《季 新年》「書の面(おも)の灯色(ほいろ)に代はり—/草田男」
はつ‐あき【初秋】
秋の初め。孟秋。新秋。しょしゅう。《季 秋》「—や障子さす夜とささぬ夜と/太祇」
はつあき‐かぜ【初秋風】
初秋のころに吹く風。秋初風。
はつあき‐ぎり【初秋霧】
初秋のころに立つ霧。
はつ‐あきない【初商い】
新年になって初めての商売。初売り。《季 新年》
はつ‐あさ【初朝】
元日の朝。元朝。「丹波口の—、小六が罷り出て御慶と申し納め」〈浮・一代男・六〉
はつ‐あらし【初嵐】
秋の初めに吹く強い風。《季 秋》「—鷹を入江に吹き落す/秋桜子」