はつい‐ぼし【はつい星】
二十八宿の一、室宿(しっしゅく)の和名。→室(しつ)
はつ‐いろ【初色】
1 若々しく美しい女。年ごろの娘。「その但馬屋(たぢまや)の—に、立つや浮き世の濡れ草鞋(わらぢ)」〈浄・歌念仏〉 2 初恋。「九条の町の仮臥しと、いつ—や染めなして」〈浄・吉野忠信〉
はつ‐いん【発引】
《「引」は柩車の引き綱》葬儀のとき棺を墓地へ送り出すこと。
はつ‐う【初卯】
正月の最初の卯の日。また、その日に神社に詣でること。初卯詣で。《季 新年》
はつ‐うぐいす【初鶯】
その年の春に初めて鳴くウグイス。また、その声。《季 新年》
はつ‐うし【初丑】
夏の土用の最初の丑の日。鰻(うなぎ)を食べたり、丑湯といって入浴したりする。
はつ‐うま【初午】
2月の最初の午の日。また、その日に行われる各地の稲荷(いなり)神社の祭礼。《季 春》「—や煮しめてうまき焼豆腐/万太郎」
はつう‐もうで【初卯詣で】
正月初卯の日に神社に詣でること。大阪の住吉大社、東京の亀戸天神社境内の妙義社、京都の賀茂神社などが有名。卯の札という神符を受ける。はつうまいり。《季 新年》
はつ‐うり【初売り】
新年初の売り出し。はつあきない。売りぞめ。《季 新年》⇔初買い。
はつ‐えき【発駅】
列車・電車などの出発する駅。また、荷物などを送り出す駅。⇔着駅。