出典:gooニュース
自民党内に首相答弁を不安視する声、旧派閥に冷淡対応で不満も 予算委集中審議乗り切れるか
答弁力を評価する声もある首相だが、今国会では、事実誤認に基づく野党の質問に訂正せずに応じたり、党内の旧派閥に冷淡ともとれる発言をしたりと、不満を抱かせる場面が散見される。首相を支える事務方の準備不足とみる向きもあり、令和7年度予算案の審議が佳境を迎えるのを前に緊張感が漂う。首相は4日の衆院予算委員会で、政治団体「都議会自民党」のパーティー収入不記載事件について野党議員から追及された。
「裏金」、派閥指示で口座管理=参院政倫審で羽生田氏
参院政治倫理審査会は7日、自民党派閥裏金事件に関する審査を公開で行った。旧安倍派の羽生田俊、堀井巌両氏が弁明。羽生田氏は、政治資金パーティー券の販売ノルマ超過分のキックバック(還流)について、「派閥事務局から専用の通帳を作って管理し、(収支報告書に)報告をしなくて結構だと秘書が指示を得た」と証言した。 還流の仕組みは「(2013年に)当選する以前からあったと思う」と指摘。
「派閥会長と事務局長に権限」 旧安倍派裏金巡り野上浩太郎氏
自民党旧安倍派に所属した野上浩太郎氏は5日の参院政治倫理審査会で、派閥裏金事件を巡り、旧安倍派では「政治資金の取り扱いは会長と事務局長で取り決めをしていた」と証言した。他の派閥役員には権能がほとんどない状態で「ガバナンスが効かなかった」とも述べた。 旧安倍派で直近の事務局長を務めていたのは衆院予算委員会で参考人招致の議決をされている松本淳一郎氏。
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