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辞書
1 ホウキギの別名。《季 夏》
2 信濃(長野県)の園原 (そのはら) にあって、遠くからはあるように見え、近づくと消えてしまうという、ほうきに似た伝説上の木。転じて、情があるように見えて実のないこと、また、姿は見えるのに会えないことなどのたとえ。
「園原や伏せ屋に生ふる—のありとは見えて逢はぬ君かな」〈新古今・恋一〉
3 《語頭の2音が同音であるところから》母の意にかけて用いる。
「大后の宮…日の本には—と立ち栄えおはしまして」〈栄花・駒競べの行幸〉
⇒ははきぎ
出典:デジタル大辞泉(小学館)
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