はん‐げ【半夏】
1 「半夏生(はんげしょう)1」の略。《季 夏》 2 カラスビシャクの漢名。また、その根茎を、外皮を取り除いて乾燥したもの。漢方で去痰(きょたん)・鎮嘔(ちんおう)・鎮吐薬などに用いる。《季 夏...
はん‐げ【半偈】
偈文の半分。特に、諸行無常偈の後半の「生滅滅已(めつい)、寂滅為楽」のこと。釈迦が雪山(せっせん)で修行中に、身を羅刹(らせつ)に与えることを約して聞くことができたという。
ハンゲ【Hangö】
フィンランド南部の都市ハンコのスウェーデン語名。
はん‐げき【反撃】
[名](スル)敵の攻撃に対して、防御にとどまらずに攻めかえすこと。反攻。「—に転じる」「—されて浮き足立つ」
はん‐げき【繁劇】
[名・形動]きわめて忙しいこと。また、そのさま。繁忙。「最も近い—な表通りへ早く出ようとして」〈三重吉・小鳥の巣〉
はんげ‐しょう【半夏生】
1 雑節の一。太陽が黄経100度にある日で、夏至から11日目。7月2日ごろにあたる。このころから梅雨が明け、田にカラスビシャク(半夏)が生えるのを目安に田植えの終期とされてきた。半夏(はんげ)。...
はん‐げつ【半月】
1 半円形をした月。弓張り月。弦月。 2 1の形をしたもの。半月形。「大根を—に切る」 3 1か月の半分。はんつき。 4 琵琶の胴にあいている左右一対の半月形の孔。 5 紋所の名。弓張り月をかた...
はんげつ‐ぎり【半月切り】
大根や人参など円筒形の野菜を、縦に二つに切って小口切りにすること。切った形が半月形になることからいう。
はんげつ‐ばん【半月板】
膝の関節で、大腿骨と脛骨(けいこつ)の間にある軟骨。衝撃を吸収し、関節の動きをなめらかにする。
はんげつ‐べん【半月弁】
心臓の心室から動脈への出口にある半月形をした3枚の弁膜。大動脈弁と肺動脈弁の総称。心室が収縮すると開いて血液を送り出し、弛緩(しかん)すると閉じて逆流を防ぐ。三半月弁。