ババコ【(スペイン)babaco】
南米アンデス地方原産のパパイヤの仲間の果実。オクラを大きくしたような形で、切り口は五角形。成熟した果皮は黄色。かすかな酸味とあっさりした甘味がある。
ばば‐こちょう【馬場孤蝶】
[1869〜1940]英文学者・翻訳家・随筆家。高知の生まれ。本名、勝弥。辰猪(たつい)の弟。島崎藤村・戸川秋骨らと親交を結び、「文学界」同人となった。慶大教授。著「明治文壇回顧」など。
ばば‐さき【馬場先】
「馬場末(ばばすえ)」に同じ。「—の人を払はせられい」〈虎寛狂・千鳥〉
ばばさき‐もん【馬場先門】
江戸城内郭門の一。日比谷門と和田倉門との間にあって、古くは不開門(あかずのもん)とよばれた。日露戦争後、堀を埋め、門を撤去。
ばば‐さじゅうろう【馬場佐十郎】
[1787〜1822]江戸後期の洋学者。長崎の人。号、轂里(こくり)。名は貞由。志筑忠雄に師事。幕府天文方の蕃書和解御用(ばんしょわげごよう)に出仕し、翻訳などに活躍。著「俄羅斯語(おろしやご)...
ばば‐すえ【馬場末】
《「ばばずえ」とも》馬場で馬を乗りとめる所。馬場先。→馬場本(ばばもと)「敦景追ひて取り組みて、—まで通りにけり」〈著聞集・一〇〉
ばば‐たつい【馬場辰猪】
[1850〜1888]思想家・政治家。高知の生まれ。孤蝶の兄。慶応義塾に学び、英国に留学。帰国後、自由民権思想の紹介・普及に尽力。米国フィラデルフィアで客死。著「天賦人権論」など。
ばばだに‐おんせん【祖母谷温泉】
富山県黒部市の欅平(けやきだいら)東方にある温泉。黒部川支流の祖母谷川に沿う。泉質は硫黄泉。白馬岳などへの登山基地。
ばばっち・い
[形]きたない意の幼児語。ばっちい。「どろんこで—・いお手々だね」
ばば‐つねご【馬場恒吾】
[1875〜1956]ジャーナリスト。岡山の生まれ。「ジャパンタイムズ」「国民新聞」の編集長を歴任。自由主義擁護の論陣を張り、無産政党の結成にも尽力。第二次大戦後、読売新聞社社長。