ひうち‐がね【火打ち金/燧鉄】
火打ち石と打ち合わせて発火させる鋼鉄片。火打ち鎌(がま)。火口金(ほくちがね)。
ひうち‐がま【火打ち鎌】
「火打ち金(がね)」に同じ。〈和英語林集成〉
ひうち‐どうぐ【火打ち道具】
火打ちに用いる道具。火打ち石・火打ち金・火口(ほくち)など。
ひうち‐なだ【燧灘】
瀬戸内海中南部の海域。香川県の三崎半島と愛媛県の高縄半島との間で、魚島(うおしま)・四阪(しさか)島などがあり、四国沿岸は臨海工業地帯。
ひうち‐ば【火打ち羽】
鷹(たか)の翼の最下部の羽。「藤の先は、—の長(たけ)にくらべて切りて」〈徒然・六六〉
ひうち‐ばこ【火打ち箱】
1 火打ち道具を入れておく箱。「—をさがし、やうやうに火をおこして」〈人・梅児誉美・初〉 2 狭い家をあざけっていう語。「家貧しくて身代は、薄き紙子の—」〈浄・反魂香〉
ひうち‐ぶくろ【火打ち袋】
火打ち道具を入れて携帯する袋。旅行や軍陣などに携行した。
ひうち‐やま【火打山】
新潟県南西部、糸魚川(いといがわ)市と妙高市の境にあるピラミッド形の山。妙高連峰の最高峰で、標高2462メートル。山頂付近はハイマツで覆われ、雷鳥が生息する。妙高戸隠連山国立公園に属する。
ひ‐うつり【日映り】
日の光が映って輝くこと。「籬(まがき)の菊に—のおかしきを」〈一葉・やみ夜〉
ひ‐うつり【火移り】
火が燃え移ること。