一山(ひとやま)当(あ)・てる
《鉱山を掘り当てる意から》投機などで当てて大もうけする。「株で—・てる」
一山(ひとやま)越(こ)・す
大きな仕事の中で、ある困難な段階を乗り越える。一山越える。「工事もなんとか—・す」
ひと‐やり【人遣り】
1 自分からでなく、他から強いられてすること。「行き憂しと思ひながらも—の道にはさこそとまらざりけめ」〈新千載・離別〉 2 人を行かせるようにすること。「月影はまだ夜深しとやすらへばはや—の鳥は...
人遣(ひとや)りなら◦ず
他人からさせられるのでなく、自分の心から求めるものである。「なぞや、—◦ぬ心ならむ」〈源・宿木〉
ひと‐よ【一世】
人が生きている間。一生。「—には二度(ふたたび)見えぬ父母を置きてや長く我(あ)が別れなむ」〈万・八九一〉
ひと‐よ【一夜】
1 ひとばん。いちや。「—の夢」 2 ある晩。「秋の—、友と酒を酌み交わす」 3 一晩中。よもすがら。「—泣き明かす」
ひとよ‐ぎり【一節切】
尺八の一種。長さ約34センチ、太さ直径約3センチの竹製の縦笛で、節が一つある。室町中期に中国から伝来、桃山時代から江戸初期にかけて流行したが、幕末に衰滅。一節切尺八。
ひとよ‐ぐさ【一夜草】
スミレの別名。
ひとよ‐ざけ【一夜酒】
《一夜のうちに熟成するところから》甘酒。いちやざけ。《季 夏》「御仏に昼そなへけり—/蕪村」
ひとよし【人吉】
熊本県南部、球磨川(くまがわ)流域にある市。もと相良(さがら)氏の城下町。製材が盛ん。球磨(くま)焼酎の産地。人吉温泉がある。人口3.6万(2010)。