火(ひ)の中(なか)水(みず)の底(そこ)
ひどい苦しみや困難な境遇に身を置くたとえ。火の中水の中。
ひの‐ぬり【日野塗】
滋賀県蒲生(がもう)郡日野町産の漆器。椀(わん)類が多い。
ひ‐の‐はかま【緋の袴】
「紅(くれない)の袴」に同じ。
ひのはしら【火の柱】
木下尚江の小説。明治37年(1904)発表。日露戦争前後、非戦論を唱え、資本家・軍人・政治家らの虚偽と不正をあばくキリスト教社会主義者の行動を描く。
ひのはて【日の果て】
梅崎春生の小説。昭和22年(1947)発表。
ひのはてから【日の果てから】
大城立裕の小説。平成5年(1993)刊。太平洋戦争末期の沖縄戦が主題。同年、第21回平林たい子文学賞受賞。
ひ‐の‐はる【日の春】
年の始めを祝っていう語。近世、宝井其角によって使われはじめたという。「—をさすがに鶴の歩みかな」〈五元集拾遺〉
ひ‐の‐ばん【火の番】
1 火事に備えて番をすること。また、その人。《季 冬》「—の障子に太き影法師/虚子」 2 江戸幕府の職名。目付の支配に属し、江戸城内の火事の警戒にあたった。 3 大奥の女中職の一。各部屋の火の用...
ひのひかり
稲の一品種。平成元年(1989)宮崎県で「コシヒカリ」と「黄金晴(こがねばれ)」をかけあわせて作られた。西日本で多く栽培される。南海102号。
ひ‐の‐ふだ【火の札】
1 神社などで出す、火災よけの札。 2 放火の予告を書いて、相手の家の門戸に貼ったり、付近の路上に捨てておいたりする札。「聞けばお手前に—を打ったとある」〈伎・仏の原〉