び‐わ【枇杷】
バラ科の常緑高木。四国・九州の一部に自生し、高さ約10メートル。葉は大形の長楕円形で、表面はつやがあり、裏面に灰褐色の毛が密生。秋から冬、黄色がかった白い花を密につける。夏、倒卵形の実が黄橙色に...
び‐わ【琵琶】
東洋の弦楽器。木製の扁平(へんぺい)な茄子(なす)形の胴に、4、5本の弦を張ったもの。日本のものはふつう4〜5個の柱(じゅう)をつけ、撥(ばち)で奏する。起源はペルシアとされ、中央アジア・中国・...
びわ‐あわせ【琵琶合(わ)せ】
琵琶を左右に分けて合わせ、その伝来・音色・形状などの優劣を競う会。平安時代から宮中などで行われた。
びわ‐うた【琵琶歌】
琵琶の伴奏でうたう歌。特に、薩摩(さつま)琵琶・筑前琵琶、およびその分派が演奏する新琵琶曲。
びわ‐うち【琵琶打ち】
1 琵琶を弾く人。 2 琵琶を作る人。
びわえんしちぶしゅう【枇杷園七部集】
江戸中期の俳人、井上士朗の俳諧集。文政8年(1825年)刊。全5編。
びわえんずいひつ【枇杷園随筆】
江戸中期の俳人、井上士朗の随筆。文化7年(1810)刊。
びわ‐がい【枇杷貝】
ビワガイ科の巻き貝。浅海の砂泥底にすむ。貝殻の形はビワの実に似て、殻高11センチ。殻表は布目状をし、褐色の電光模様がある。ふたはない。本州中部以南に分布。
びわがた‐どうけん【琵琶形銅剣】
⇒遼寧式銅剣
びわ‐がに【琵琶蟹】
アサヒガニ科の甲殻類。やや深い海の砂底にすむ。甲は細長い楕円形で、甲長約4.5センチ。表面は滑らかで淡紅色。本州太平洋岸から南に分布。