ふで‐の‐うみ【筆の海】
《「筆海(ひっかい)」の訓読み》 1 硯(すずり)の異称。 2 書き記したもの。また、書いたものが多いことのたとえ。「ことばの園に遊び、—をくみても」〈新古今・仮名序〉
ふで‐の‐しり【筆の尻】
筆の軸の後端。
筆(ふで)の尻(しり)取(と)・る
手をとって教え導く。詩歌や文章などを添削する。「—・る博士ぞなかべきと」〈源・末摘花〉
ふで‐の‐すさび【筆の荒び】
興にまかせて書くこと。また、書いたもの。
ふで‐の‐はこび【筆の運び】
文字の書きよう。筆の使い方。運筆。筆運び。「巧みな—」
ふで‐はこび【筆運び】
⇒筆の運び
ふで‐はじめ【筆始め】
1 初めて書くこと。書き始めること。 2 正月の書き初め。《季 新年》
ふで‐ばこ【筆箱】
筆を入れておく箱。また、筆記用具を入れる箱。筆入れ。
ふで‐ぶしょう【筆不精/筆無精】
[名・形動]面倒がって手紙や文章などをなかなか書こうとしないこと。また、そのさまや、そのような人。「—でつい義理を欠く」⇔筆忠実(まめ)。
ふで‐ぶと【筆太】
[名・形動]文字を太く書くこと。また、その文字や、そのさま。「—な字」