ふみ‐かぶり【踏み被り】
1 落とし穴。〈日葡〉 2 自分から招いた不利益。「皆手前の—」〈浄・淀鯉〉
ふみ‐かぶ・る【踏み被る】
[動ラ四] 1 踏みはずして水たまりや穴などに落ち込む。「三条通の屋根にやすみて、—・りて落ち」〈咄・春の山〉 2 自分でしたことから不利益をこうむる。「子故の闇に—・り」〈浮・世間猿〉 3 踏...
ふみ‐がき【文書き】
手紙や文章などを書くこと。また、その書きぶり。「見どころある—かな」〈源・胡蝶〉
ふみ‐がね【踏(み)金】
雪駄(せった)の裏のかかとに打ちつけた板金。雪駄の裏金。
ふみ‐がら【文殻】
読みおわって不要になった手紙。文反故(ふみほご)。「手文庫には—とノートがぎっしり詰っていた」〈漱石・道草〉
ふみ‐きり【踏(み)切(り)】
1 鉄道線路と道路が同じ平面上で交差する所。 2 跳躍競技などで、反動をつけるため地面やジャンプ台などを蹴って飛び上がること。また、その場所。「—が弱い」 3 思い切って決断すること。ふんぎり。...
ふみ‐き・る【踏(み)切る】
[動ラ五(四)] 1 強く踏んだはずみで切る。「鼻緒を—・る」 2 跳躍競技などで、地面やジャンプ台などを強く蹴った反動で飛び上がる。「タイミングよく—・る」 3 思い切って行う。ある行動を起こ...
ふみ‐ぎ【踏(み)木】
機織り機の、縦糸を上下させるため足で踏む板。まねき。
ふみ‐くく・む【踏み含む】
[動マ五(四)]《「ふみくぐむ」とも》衣や袴(はかま)などを足で踏むほどに裾長(すそなが)に着る。「蹴出しの浅黄を—・み其の紅を捌きながら」〈鏡花・日本橋〉
ふみ‐ぐら【文庫】
《「ふみくら」とも》書物を納めておく蔵。書庫。文殿(ふどの)。ぶんこ。