ふゆ‐が・れる【冬枯れる】
[動ラ下一][文]ふゆが・る[ラ下二]冬枯れのさまになる。「一面に—・れた山」
ふゆ‐き【冬木】
《「ふゆぎ」とも》 1 冬の木。特に、冬になって、葉の落ちつくした木。《季 冬》「大空に伸び傾ける—かな/虚子」 2 冬でも落葉しない木。常緑樹。ときわ木。
冬(ふゆ)来(きた)りなば春(はる)遠(とお)からじ
《英国の詩人、シェリーの詩「西風の賦」の一節から》つらい時期を耐え抜けば、幸せな時期は必ず来るというたとえ。長い冬を耐えて春を待つ気持ちの表現としても用いられる。
ふ‐ゆきとどき【不行(き)届き】
[名・形動]気のくばり方や注意が足りないこと。また、そのさま。「—な(の)点はお許しください」「監督—」
ふゆ‐きゅうでん【冬宮殿】
《Zimniy dvorets/Зимний дворец》⇒冬宮(とうきゅう)
ふゆ‐ぎ【冬着】
冬に着る衣服。冬物。冬服。《季 冬》「悪評や垂れて—の前開き/不死男」
ふゆ‐くいな【冬水鶏】
クイナの別名。
ふゆくさ
土屋文明の第1歌集。大正14年(1925)刊。明治42年(1909)から大正13年(1924)までの作品、380首を収める。
ふゆ‐くさ【冬草】
冬の草。特に、冬になっても枯れないで青く残っている草。《季 冬》「鎌倉や—青く松緑/虚子」 [補説]書名別項。→ふゆくさ
ふゆくさ‐の【冬草の】
[枕]冬草の枯れる意から「離(か)る」にかかる。「—離(か)れにし人は訪れもせず」〈古今・冬〉