ふゆ‐ばね【冬羽】
鳥の冬の羽。夏の終わりごろに換羽を行ったあとの羽。→夏羽
ふゆ‐ばれ【冬晴(れ)】
穏やかに晴れわたった冬の日。冬日和(びより)。《季 冬》「—や鵙(もず)がひとこゑだけ鳴いて/草城」
ふゆひこしゅう【冬彦集】
吉村冬彦の筆名で書かれた、寺田寅彦の随筆集。大正12年(1923)刊行。
ふゆ‐び【冬日】
1 冬の太陽。冬の日ざし。短い冬の1日。冬の日。《季 冬》「金輪際牛の笑はぬ—かな/蛇笏」 2 1日の最低気温がセ氏零度を下まわる日。→真冬日 →夏日 [補説]作品名別項。→冬日
ふゆび【冬日】
日本画家、東山魁夷の作品。昭和14年(1939)、第1回日本画院展に出品し、日本画院賞第一席を受賞。
ふゆ‐びより【冬日和】
1 穏やかに晴れた冬の日。冬晴れ。《季 冬》 2 いかにも冬らしい空模様。
ふゆ‐ふく【冬服】
冬に着用する衣服。多く洋服にいう。《季 冬》「弱き身の—の肩とがりたる/立子」
ふゆ‐ふにゅう【不輸不入】
荘園で、国家の租税徴収権と国衙(こくが)からの検田使などの立入りを拒否する特権。のちに不入権は検非違使(けびいし)などの警察権を排除する権利に拡大した。不輸不入の権。→守護不入
ふゆ‐ぼたん【冬牡丹】
1 「寒牡丹(かんぼたん)」に同じ。《季 冬》「—千鳥よ雪のほととぎす/芭蕉」 2 火のさかんにおこっているのを牡丹の花にたとえて、火鉢をいう語。
ふゆみず‐たんぼ【冬水田圃】
秋の収穫後から春の代掻きまでの間、水を張っておく田。冬期湛水(たんすい)水田。 [補説]菌類やイトミミズなどが増えて土地が肥沃(ひよく)になるほか、昆虫・水鳥の生息地を確保し、生態系を保全するな...