ふ【腑】
1 はらわた。内臓。臓腑。「胃の—」「—分け」 2 心。心根。性根。「それほど我(おれ)は—の無い奴か」〈露伴・五重塔〉
ふ【賦】
1 詩や歌。「惜別の—」 2 「詩経」の六義(りくぎ)の一。比喩(ひゆ)などを用いないで感じたことをありのままによむ詩の叙述法。 3 漢文の文体の一。対句を多用し、句末で韻をふむもの。「赤壁—」
ふ【麩】
1 小麦粉から得られるグルテンで作った食品。生麩(なまふ)と焼き麩とがある。 2 小麦の皮くず。飼料などにする。ふすま。
ふ【賻】
死者を弔って、その遺族に贈る金品。律令制では、位階によって額が決まっていた。賻物(ふもつ)。
ふ【譜】
1 音楽の曲節を符号で書き表したもの。楽譜。曲譜。「—を読む」 2 物事を順序に従って系統だてて書き表したもの。系譜・系図の類をいう。 3 「棋譜」の略。
ふ【干/乾】
[動ハ上二]《上代語》「ひ(干)る」に同じ。「妹が見し楝(あふち)の花は散りぬべしわが泣く涙いまだひなくに」〈万・七九八〉 [補説]上代では、未然形・連用形に乙類の仮名が用いられているので、上二...
ふ【経】
[動ハ下二]「へ(経)る」の文語形。
ふ【綜】
[動ハ下二]「へ(綜)る」の文語形。
ふ
[助動][は|ひ|ふ|ふ|へ|(へ)]動詞の未然形に付く。動作・作用の反復・継続を表す。ずっと…しつづける。よく…している。しきりに…している。「つれもなき佐田(さだ)の岡辺(をかへ)に帰り居(...
ふ【不】
[接頭]名詞または形容動詞の語幹に付いて、それを打ち消し、否定する意を表す。 1 …でない、…しない、などの意を添える。「—必要」「—一致」「—確か」「—行き届き」 2 …がない、…がわるい、…...