へら【篦】
1 竹・木・象牙(ぞうげ)・金属などを細長く薄く平らに削り、先端を少しとがらせた道具。布や紙に折り目や印をつけ、または物を練ったり塗ったりするのに用いる。 2 「篦鮒(へらぶな)」の略。「—釣り」
へら【鐴】
《「篦(へら)」と同語源》唐鋤(からすき)の刃先の後方にあって、突起した部分。掘り起こした土を砕くはたらきをする。唐鋤の耳。
ヘラ【Hērā】
ギリシャ神話で、オリンポスの最高女神。クロノスとレアとの娘で、ゼウスの姉にして妻。女性の結婚生活を守る神とされ、嫉妬(しっと)深く、夫の愛人やその子を迫害。ローマ神話のユノーにあたる。
ヘライオン【Heraion/Ηραίον】
⇒ヘラ神殿
へら‐おおばこ【篦大葉子】
オオバコ科の多年草。高さ30〜60センチ。葉は根生し、へら形。夏、花茎を直立し、小花を穂状につける。花は下から上へと開いてゆき、白か紫色の雄しべが突き出る。ヨーロッパの原産で、日本には幕末ごろ渡...
へら‐おもだか【篦沢瀉/篦面高】
オモダカ科の多年草。沢地や水田に生え、根元から長い柄のあるへら形の葉を多数出す。夏から秋、花茎を伸ばし、枝を総状に出して白い小花を輪生する。
ヘラクリオン【Heraklion/Ηράκλειον】
⇒イラクリオン
ヘラクレオポリス【Herakleopolis】
エジプト、ナイル川下流西岸の都市ベニスエフの西約15キロメートルに位置する古代エジプトの都市遺跡。古代名ネンネス。古王国時代より栄え、第一中間期に盛期を迎えた。古代ギリシャ・ローマ時代に入っても...
ヘラクレス【Hēraklēs】
ギリシャ神話で、最大の英雄。ゼウスとアンフィトリュオンの妻アルクメネとの子。ゼウスの妻ヘラの激しい嫉妬(しっと)により、幼時から種々の迫害を受けた。ライオン・ヒドラ・怪鳥退治など、アルゴス王エ...
ヘラクレスのせいねんじだい【ヘラクレスの青年時代】
《原題、(フランス)La jeunesse d'Hercule》サン=サーンスの交響詩。1877年作曲。ギリシャ神話の英雄ヘラクレスの勇猛と放蕩を表現した作品。