ほ・く【祝く/寿く】
[動カ四]《後世は「ほぐ」》 1 よい結果が得られるよう祝いの言葉を唱えて神に祈る。ことほぐ。「あしひきの山の木末(こぬれ)の寄生(ほよ)取りて挿頭(かざ)しつらくは千年—・くとぞ」〈万・四一三...
ほ・く【惚く/呆く】
《「ほぐ」とも》 [動カ四]知覚がにぶくなる。ぼんやりする。ぼける。「世にも—・きたることとそしり聞こゆ」〈源・常夏〉 [動カ下二]「ほける」の文語形。
ほ‐ぐ【反故/反古】
「ほご(反故)」に同じ。
ほ‐ぐし【火串】
1 火をつけた松明(たいまつ)を挟んで地に立てる木。夏の夜、これに鹿などの近寄るのを待って射取る。《季 夏》 2 のろしの台の上に立て、柴などをかけるくい。
ほぐし‐おり【解し織(り)】
絣(かすり)織物の一種。整経した縦糸を横糸で粗く仮織りし、文様を捺染(なっせん)したのち、横糸を抜き去って本織りにしたもの。銘仙などに用いられる。
ほぐし‐みず【解し水】
茹でてから時間が経ち、くっつきあった麺をほぐすためにかける水。多く、冷やしで食す麺類の弁当に小袋入りで同梱され、食べる直前にかける。
ほぐ・す【解す】
[動サ五(四)] 1 結んだり縫ったりしてあるもの、また、もつれたものを、といて別々にする。ほどく。「古いセーターを—・す」「糸のもつれを—・す」 2 こりかたまっているものをやわらかくする。「...
ほ‐くち【火口】
火打ち石で発火させた火を移し取るもの。麻やイチビの茎を焼いた炭、また茅花(つばな)やパンヤに焔硝(えんしょう)を加えたものが用いられた。火糞(ほくそ)。
ほくち‐がね【火口金】
「火打金(ひうちがね)」に同じ。
ほ‐ぐみ【穂組み】
刈った稲穂を乾かすために、組んで積んだもの。「落ち穂を拾ひて—を造る」〈方丈記〉