ほん‐ざ【本座】
1 もとからの座席。すわるべき本来の場所。 2 大臣・納言・参議などが辞任後も前官の礼遇を得たこと。 3 田楽や猿楽で、新しく成立した新座に対して、もとからあった座。
ほん‐ざい【本才】
実用的な才能・学問。芸能や儀式典礼に関する才能・学問。「—のかたがたのもの教へさせ給ひしに」〈源・絵合〉
ほん‐ざん【本山】
1 一宗一派の多くの末寺を統轄する寺院。格式により総本山・大本山などの区別もある。本寺。 2 この寺。本寺。
ほん‐ざん【奔竄】
[名](スル)にげかくれること。「自ら甲兵を放棄して遠く—せしは」〈鉄腸・雪中梅〉
ほんざん‐しゅう【本山衆】
本山派の山伏。
ほんざん‐じ【本山寺】
岡山県久米郡美咲町にある天台宗の寺。山号は、岩間山。大宝元年(701)役行者(えんのぎょうじゃ)修行の地に頼観が開創と伝える。江戸時代には美作(みまさか)の天台宗触れ頭寺院。通称、岩間観音。
ほんざん‐は【本山派】
修験道の一派。山伏二流の一つで、天台宗の増誉を祖とし、京都聖護院(しょうごいん)を本山とする。聖護院派。→当山派