ま‐こ【真子】
1 魚類の腹にある卵。白子(しらこ)に対していう。 2 妻子を親しみ、いつくしんでいう語。「大君の命(みこと)かしこみ愛(うつく)しけ—が手離(はな)り島伝ひ行く」〈万・四四一四〉
ま‐こ【麻姑】
《「まご」とも》 中国の伝説上の仙女。後漢のころ姑余山で仙道を修め、鳥のように爪(つめ)が長く、それで痒(かゆ)いところを掻(か)いてもらうと、とても気持ちがよかったという。 「孫の手」に同じ。
ま‐こ【真弧】
考古学で、出土品の輪郭を実測するための器具。竹や金属の細い棒を並べて2枚の板で挟んだもので、対象の表面に押し当てると棒が動き、輪郭を正確に写し取ることができる。まあこ。
まこういんきょう【磨光韻鏡】
江戸中期の音韻書。2巻。文雄(もんのう)著。延享元年(1744)刊。中国の音韻図「韻鏡」の研究書で、その構成原理を校訂図示し、使用法と音韻一般を解説したもの。
まこう‐ほう【麻向法】
「麻薬及び向精神薬取締法」の略称。
麻姑(まこ)痒(かゆ)きを掻(か)く
物事の行き届くことのたとえ。麻姑を倩(やと)うて痒きを掻く。麻姑掻痒(まこそうよう)。→麻姑
まこ‐がれい【真子鰈】
カレイ科の海水魚。全長約35センチ。マガレイに似るが、両眼の間にうろこがあり、有眼側は茶褐色で不明瞭な斑紋が散在し、無眼側は一様に白い。南日本に多く、美味。東京でマコ、関西でマガレイ、大分県日出...
まこ‐そうよう【麻姑掻痒】
⇒麻姑痒(かゆ)きを掻(か)く
ま‐こと【誠/真/実】
《「真(ま)事(こと)(言(こと))」の意》 [名] 1 本当のこと。うそ・偽りのないこと。「うそから出た—」「—の武士」 2 誠実で偽りのない心。すなおでまじめな心。「—の情」「—を尽くす」...
まこと‐がお【実顔】
まことしやかな顔つき。まことしがお。まがお。「寺にねて—なる月見かな」〈鹿島紀行〉