ま‐ほ【真帆】
《「まぼ」とも》追い風を全面に受けて十分に張った帆。→片帆(かたほ)
ま‐ぼし【真星】
的(まと)の中央の丸い点。
まぼし・い【眩しい】
[形][文]まぼ・し[シク]「まぶしい」に同じ。「女の一人は—・いと見えて、団扇を額の所に翳(かざ)している」〈漱石・三四郎〉
ま‐ぼや【真海鞘】
尾索類のホヤの一種。体は卵形で、体長約15センチ、赤橙色。表面は円錐状の突起で覆われ、下端の突起で岩などに付着する。北海道南部から南に分布。食用とし、三陸沿岸では養殖もされる。
まぼら・う【守らふ】
[動ハ下二]《動詞「まぼる」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」から》「まもらう」に同じ。「中納言はかたちのいと美しげなる、—・へて居給へり」〈宇津保・国譲中〉 「われらを討たんとて、こなたを—・...
まぼ・る
[動ラ四]食べる。また、むさぼり食う。「摘んだる菜を親や—・るらむ」〈土佐〉
まぼ・る【守る】
[動ラ四] 1 「まもる1」に同じ。「この雪の山いみじう—・りて、わらはべなどに踏み散らさせず」〈枕・八七〉 2 「まもる4」に同じ。「そもそもかしこに—・りてものせむ、世の中、いとはかなければ...
まぼろし【幻】
1 実際にはないのに、あるように見えるもの。また、まもなく消えるはかないもののたとえ。幻影。「死んだ母の—を見る」「—のようにはかない人生」 2 その存在さえ疑わしいほど、珍しいもの。「—の...
まぼろしのあかいみ【幻の朱い実】
石井桃子の長編小説。平成6年(1994)刊行。主人公明子と大学時代の先輩蕗子の半生を描いた半自伝的作品。
まぼろしのおんな【幻の女】
田中小実昌のミステリー小説。昭和48年(1973)刊。