あで【艶】
[形動][文][ナリ]《「あて(貴)」の音変化》色っぽくなまめかしいさま。あでやか。「香り高く蘭が—に咲く」「—姿」
あで‐やか【艶やか】
[形動][文][ナリ]《「あて(貴)やか」の音変化》女性の容姿がなまめかしいさま。美しくて華やかなさま。「—にほほえむ」「—な衣装」 [派生]あでやかさ[名]
うじょう‐ふくよう【羽状複葉】
植物の葉の形態で、小葉が葉軸の左右に羽状に並んでいるもの。フジなど先端にも小葉のつくものを奇数羽状複葉、ソラマメなどつかないものを偶数羽状複葉という。
うち‐すが・う【打ち次ふ】
[動ハ四] 1 力量などが同じくらいである。匹敵する。「中の君も、—・ひて、あてになまめかしう澄みたるさまは」〈源・紅梅〉 2 間を置かずに動作をする。引き続く。「皆同じ程、少し—・ひなどして出...
きくち‐がわ【菊池川】
熊本県北部を流れる川。阿蘇(あそ)外輪山北西麓に源を発し、玉名市で島原湾に注ぐ。長さ約71キロ。上流は渓谷美を呈し、オオサンショウウオ・ヤマメなどが生息。
か‐しゃ【仮借】
漢字の六書(りくしょ)の一。音はあるが当てるべき漢字のない語に対して、同音の既成の漢字を意味に関係なく転用するもの。食物を盛る高い脚の付いた器の意の「豆」の字を、穀物の「まめ」の意に用いる類。
かすま‐ぐさ【かすま草】
マメ科の越年草。高さ30〜50センチ。カラスノエンドウとスズメノエンドウの中間の形状を示し、名は、前者の第1字カと後者のスの間の意。さやの中に種子が3〜6個できる。
かがい‐みつせん【花外蜜腺】
被子植物で、花以外の葉柄や托葉にある蜜腺。アリをこの蜜で誘引し、他の昆虫による葉などの食害を防ぐ役割があると考えられている。サクラやソラマメなどに見られる。⇔花内蜜腺。
かさね【累】
承応・寛文(1652〜1673)ごろ、下総(しもうさ)の羽生(はにゅう)村にいたという醜女(しこめ)。夫与右衛門に殺され、その怨念は一族にたたったという。歌舞伎や浄瑠璃に脚色され、近世演劇に累...
おも‐かくし【面隠し】
《「おもがくし」とも》 1 恥ずかしさに顔を隠すこと。「玉かつま逢はむと言ふは誰(たれ)なるか逢へる時さへ—する」〈万・二九一六〉 2 恥ずかしさを紛らすこと。てれ隠し。「—にや…まめごとをのた...