くじょう【九条】
姓氏の一。
五摂家の一。関白藤原忠通(ただみち)の三男兼実(かねざね)が京都九条に住んで九条家を創設したのに始まる。のち、兼実の曽孫(そうそん)良実・実経が二条・一条家を立てた。 [補説]「...
くく・れる【括れる】
[動ラ下一]ひもなどが巻きついて細く締まる。また、ひもなどが食い込んだように筋ができる。「—・れた顎(あご)」
くす・む
[動マ五(四)] 1 黒ずんだ渋い色になる。または、すすけたようなさえない色になる。「—・んだ茶色」 2 目立たない地味なようすになる。「—・んだ存在」 3 生気を失う。もの思いに沈む。「暗く—...
くそ‐ま・る【糞放る】
[動ラ四]《「まる」は排泄(はいせつ)する意》大便をする。「その大嘗(おほにへ)をきこしめす殿に—・り散らしき」〈記・上〉
くすぶ・る【燻ぶる】
[動ラ五(四)] 1 物がよく燃えないで、煙ばかりを出す。「生木が—・る」「焼け跡が—・る」 2 煙のすすで黒くなる。すすける。「天井が—・る」 3 争い事などが表に現れずに、また、完全に解決し...
クスコ‐だいせいどう【クスコ大聖堂】
《Catedral del Cuzco》ペルー南部の都市クスコの中心部にある大聖堂。アルマス広場に面する。インカ帝国時代の神殿跡に、16世紀半ばから17世紀半ばにかけて建造。メスチゾの画家マルコ...
くさかり‐ば【草刈(り)場】
1 田畑の肥料や牛馬の秣(まぐさ)にするための草を刈り取る場所。特に、その目的で農民が共同で使用した草地。 2 (比喩的に)味方に引き込めそうな人の集まり。また、儲ける対象となる人の集まる場所。...
くがつ‐じん【九月尽】
陰暦9月の末日。秋の終わる日。現在では陽暦の9月末日をいい、秋の深まるころをさす。《季 秋》「—はるかに能登(のと)の岬かな/暁台」
くたに‐やき【九谷焼】
石川県九谷に産する陶磁器。明暦年間(1655〜1658)から元禄年間(1688〜1704)に焼成されて今日古九谷(こくたに)とよばれる豪放な色絵作品、および江戸末期の再興後に始まる精巧な赤絵・金...
クイリヌス【Quirinus】
ローマ神話の神。ユピテル・マルスとともにローマ国家の三主神とされ、ローマの建設者ロムルスと同一視される。