みいでら‐ごみむし【三井寺歩行虫】
ホソクビゴミムシ科の昆虫。体長約1.5センチで、黄褐色の地に黒色紋がある。湿った石の下や草むらにすみ、雑食性。捕まえると肛門(こうもん)から淡黄色のガスを出す。へっぴりむし。三井寺はんみょう。
みいなのこうしん【ミーナの行進】
小川洋子の小説。家庭の事情で従妹のミーナの家で暮らすことになった「私」の少女時代の1年間を描く。平成18年(2006)刊行。同年、第42回谷崎潤一郎賞受賞。平成19年(2007)、第4回本屋大賞...
みい‐はあ
[名・形動]《「みいちゃんはあちゃん」の略。ふつう「ミーハー」と書く》軽薄な、また、流行に左右されやすいこと。また、その人や、そのさま。「—な発想」「—向けの商品」
みいはあ‐ぞく【みいはあ族】
⇒みいちゃんはあちゃん
ミイラ【(ポルトガル)mirra】
人間や動物の死体が腐敗せずに原形に近い状態を保っているもの。土地や空気の乾燥・寒冷などによる天然のものと、宗教上の理由から遺体の保存を望み、種々の防腐・保存処置を施して作る人工のものとがある。エ...
ミイラ取(と)りがミイラになる
人を捜しに行った者がそのまま帰ってこないで、捜される立場になってしまう。また、人を説得に行った者が、かえって説得され、先方と同意見になってしまう。
ミイラとりりょうきたん【みいら採り猟奇譚】
河野(こうの)多恵子の長編小説。年の離れた夫婦が求めた「快楽死」という愛の形を描く。平成2年(1990)刊行。翌年、第44回野間文芸賞受賞。
ミイラのくちべに【木乃伊の口紅】
田村俊子の中編小説。大正2年(1913)「中央公論」誌に発表。著者自身と夫である田村松魚(しょうぎょ)をモデルとする。
ミイラ‐マスク
古代エジプトの、ミイラにかぶせられた葬祭用の仮面。ミイラの頭部から胸部を包み込む亜麻布やパピルスを固めた仮面であり、死者の顔を理想化し、金箔と彩色が施されているものが多い。胸甲面。
み‐いり【実入り】
1 穀物などが実を結ぶこと。また、その実のはいりぐあい。「今年の稲は—がいい」 2 収入。もうけ。「—の多い商売」