みず‐かぶり【水被り】
宮城県登米(とめ)市北部、米川地区で毎年2月に行われる火伏せの祭り。顔に煤(すす)を塗り身体に注連縄(しめなわ)を巻いた男らが、水を浴びながら町をねり歩く。見物人は装束の藁(わら)を引き抜き、各...
みず‐かまきり【水蟷螂】
タイコウチ科の昆虫。池沼のやや深くにすみ、体は細長く、体長約4.5センチ。腹端にほぼ同じ長さの呼吸管をもち、水面に出し呼吸する。前脚はカマキリに似て鎌状をし、肉食性。
みず‐がみ【水髪】
《「みずかみ」とも》油をつけず、水ばかりで結ったり整えたりした髪。
みず‐がやつり【水蚊帳釣/水蚊屋吊】
カヤツリグサ科の多年草。水田や沼地に生え、高さ約70センチ。茎は三角柱で太く、葉は長い線形で数枚出る。秋に、3、4枚の苞(ほう)をもつ茶褐色の穂をつける。
み‐ず‐から【自ら】
《「み(身)つから」の音変化。「つ」は「の」の意の助詞。身そのもの、の意》 [名]自分。自分自身。「彼は—の力で勝った」「—をかえりみる」 [代]一人称の人代名詞。多く、身分の高い女性が自分...
みず‐から【水辛】
江戸時代の上方の菓子。昆布でサンショウの実を包んだもの。
みず‐からくり【水絡繰り/水機関】
水の落差を応用して人形を動かしたり、細い管から水を噴き出させたりする仕掛け。また、それを用いた見世物。江戸時代、大坂で考案された。《季 夏》「さびしさや—の水の音/白水郎」
自(みずか)ら持(じ)・する
自分で自分を引きしめてくずれないようにする。「大事を前に—・する」
自(みずか)ら直(なお)きの箭(や)を恃(たの)まば百世(ひゃくせい)矢(や)無(な)からん
《「韓非子」顕学から》手を加えないで天然のままでまっすぐな矢ができるのを待っていたら、百代たっても矢は得られないだろう。生まれながらに完全な人はいないということ。
自(みずか)ら卑(ひく)うすれば尚(たっと)し
《「史記」商君伝から》自分のほうからへりくだった態度でいれば、自然に人から尊敬される。