み‐まが・う【見紛う】
[動ワ五(ハ四)]見まちがえる。見あやまる。「海かと—・う大湖」 [動ハ下二]に同じ。「いづくともなく雪の降り置きたるに—・へられ」〈枕・四〇〉
み‐まき【御牧】
牧(まき)を尊んでいう語。古代の朝廷の直轄牧場。甲斐・武蔵・信濃などの国々にあった。
み‐まくさ
《「まくさ」は真草か》稲のこと。「さみだれに裳(も)すそぬらして植うる田を君が千年(ちとせ)の—にせむ」〈栄花・御裳着〉
み‐まくさ【御秣/御馬草】
秣(まぐさ)を尊んでいう語。「この岡に草刈る童(わらは)な然(しか)刈りそねありつつも君が来まさむ—にせむ」〈万・一二九一〉
みまさか【美作】
旧国名の一。大半は現在の岡山県北東部。東端は兵庫県佐用町の一部。和銅6年(713)備前国から分国。作州(さくしゅう)。 岡山県北東部にある市。市南部を出雲(いずも)街道が、北部を因幡(いなば...
みまさか‐し【美作市】
⇒美作
みまさか‐だいがく【美作大学】
岡山県津山市にある私立大学。昭和42年(1967)に美作女子大学として開学。平成15年(2003)男女共学化とともに現校名に改称した。生活科学部の単科大学。
みまさか‐の‐くに【美作国】
⇒美作
み‐まさり【見優り/見勝り】
1 他のものよりすぐれて見えること。「同じ年頃の他の少年に思い比べては、—のする賢さで」〈藤村・爺〉 2 前に見たときよりすぐれて見えること。また、予想よりすぐれて見えること。「かやうに奥まりた...
み‐まさ・る【見優る/見勝る】
[動ラ四] 1 予想よりすぐれて見える。「らうたげなる筋さへ添ひて—・りける事さへ口惜しう」〈狭衣・四〉 2 他よりすぐれて見える。「その次の娘お夏、…風俗姉に—・りて」〈浮・二十不孝・三〉