身(み)を切(き)ら◦れる
つらさや寒さが厳しくて、ひどくこたえる。「—◦れる思いで離別する」
身(み)を切(き)・る
1 つらさや寒さが厳しく、からだを切るように感じられる。「—・るような寒さ」「議員自らが—・る姿勢を示す」「—・る改革」 2 自分の金で払う。身銭を切る。「わっちが—・ったのは三会目の床花ぎりさ...
身(み)を砕(くだ)・く
1 大変な苦労・努力をする。身を粉(こ)にする。「—・いて研究にうち込む」 2 ひどく悩み苦しむ。「命も堪ふまじく、—・きておぼし惑ふ」〈源・若菜下〉
身(み)を削(けず)・る
大変な苦労をしたり、ひどく心を痛めたりする。骨身を削る。「—・る思いで経営をたてなおす」
身(み)を焦(こ)が・す
激しく募る恋慕の情に、もだえ苦しむ。「かなわぬ恋に—・す」
身(み)を粉(こ)に◦する
労力を惜しまず一心に仕事をする。「会社再建のため—◦して働く」 [補説]この句の場合、「粉」を「こな」とは読まない。
身(み)を殺(ころ)して仁(じん)を成(な)す
《「論語」衛霊公から》自分の命を犠牲にしても仁道のために努力する。
身(み)を沈(しず)・める
1 身投げをする。「海に—・める」 2 落ちぶれた境遇になる。特に女が身売りをして遊女などになる。「苦界(くがい)に—・める」
身(み)を知(し)る雨(あめ)
《「伊勢物語・一〇七」の「数々に思ひ思はず問ひがたみ身を知る雨は降りぞまされる」による》自分の身の程を知る雨の意から、涙のこと。
身(み)を持(じ)・する
生活態度を厳しく守り続ける。