む‐さん【無産】
1 定職がないこと。無職。 2 財産や資産がないこと。⇔有産。 3 「無産階級」の略。
む‐さん【無算】
[名・形動] 1 計算のできないこと。「無筆—」 2 数えきれないほど多いこと。また、そのさま。無数。多数。「スパルタの精兵は勿論、同盟兵の死傷—にして」〈竜渓・経国美談〉
む‐さん【霧散】
[名](スル)霧のようにあとかたもなく消えること。雲散霧消。「邪念が—する」
む‐さんあくしゅ【無三悪趣】
仏語。極楽浄土に地獄・餓鬼・畜生の三つの悪道がないこと。阿弥陀仏の四十八願の第一。→三悪趣
むさん‐うんどう【無産運動】
無産者の地位向上と解放をめざす運動。
むさん‐かいきゅう【無産階級】
生産手段を所有せず、労働で得た賃金で生活する階級。プロレタリアート。⇔有産階級。
むさんかいきゅうのぶんか【無産階級の文化】
平林初之輔の評論集。大正12年(1923)刊。
むさん‐しゃ【無産者】
無産階級に属する人。
むさんしゃ‐しんぶん【無産者新聞】
大正14年(1925)創刊の日本共産党の合法機関紙。佐野学・渡辺政之輔らが参加。相次ぐ弾圧で昭和7年(1932)廃刊、「赤旗(せっき)」に統合された。
むさん‐しょう【無酸症】
胃液中の塩酸が消失した状態。消化障害・下痢を起こしやすく、悪性貧血の原因にもなる。