むね‐たたき【胸叩き】
江戸時代、歳末に手で裸の胸をたたきながら、祝言を述べて銭を乞(こ)い歩いた門付(かどづ)け。
むねちか【宗近】
平安中期の刀工。京都三条に住み、三条小鍛冶と称す。現存する有銘作品は少ないが、「三日月宗近」などにより、優美な太刀姿で知られる。また、「小狐丸(こぎつねまる)」の伝説は有名。生没年未詳。
むねっ‐ち【無熱池】
「無熱悩池(むねつのうち)」に同じ。
むね‐つづき【棟続き】
棟が続くように家が並んでいること。
むねつのう‐ち【無熱悩池】
阿耨達池(あのくだっち)の異称。
胸(むね)潰(つぶ)らわ・し
悲しみや苦しみで胸がつぶれそうである。「いと—・しくおぼさる」〈源・賢木〉
むね‐と【宗と】
[名](多く「宗徒」と当てて書く)集団の中のおもだった者。「—の若き内侍十余人」〈平家・二〉 [副]《主たるものとしての意から》 1 おもに。主として。「家の作りやうは夏を—すべし」〈徒然・...
旨(むね)と◦する
主として重んじる。第一とする。「質素を—◦して生活する」
むねなが‐しんのう【宗良親王】
[1311〜1385?]後醍醐天皇の皇子。名は「むねよし」とも。初め尊澄法親王と称し、天台座主となる。元弘の変に敗れて讃岐(さぬき)に配流。建武政権崩壊ののち還俗、南朝の中心として各地を転戦。「...
胸(むね)に当(あ)た・る
思い当たる。心に強く感じる。「夜中に魑魅魍魎(ちみもうりょう)に魘(おそ)われたのも、思い出して、私は犇々(ひしひし)と—・った」〈鏡花・高野聖〉