め‐かり
場面や状況を見計らって気を利かすこと。「こんな時は—利かして」〈浄・宵庚申〉
め‐かり【和布刈(り)】
ワカメなどを刈り取ること。《季 春》
めかり‐う・つ
[動タ四]流し目をする。ちらりと見る。秋波(しゅうは)を送る。「壮(をとこ)—・つ」〈霊異記・上〉
めかり‐じんじゃ【和布刈神社】
福岡県北九州市にある神社。旧県社。祭神は、比売大神(ひめおおかみ)、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)ほか。仲哀天皇または神功皇后の創建と伝えられる。和布刈の神事で名高い。隼人明神。速戸社。
めかり‐の‐しんじ【和布刈(り)の神事】
山口県下関市の住吉神社と、福岡県北九州市の和布刈神社で、陰暦の大晦日(おおみそか)から元旦にかけて行われる神事。夜中の干潮時に神官が海に入ってワカメを刈り取り、神前に供える。《季 冬》
め‐か・る【目離る】
[動ラ下二]《「めがる」とも》しだいに会わなくなる。「かくてはべるほどだに御—・れずと思ふを」〈源・須磨〉
め‐かれ【目離れ】
《「めがれ」とも》見なくなること。疎遠になること。「思へども身をし分けねば—せぬ雪の積もるぞわが心なる」〈伊勢・八五〉