たま‐さか【偶さか/適さか】
[副](「に」を伴っても用いる) 1 思いがけないさま。偶然であるさま。たまたま。「—めぐりあった好機」「—に旧友と出会う」「—の来客」 2 機会が数少ないさま。まれに。たまに。「—郷里に帰る...
ちゃら‐つか・す
[動サ五] 1 ちゃらちゃらと音をさせる。「小銭を—・す」 2 出まかせを言って相手をおだてる。冗談を言ってふざける。「むかふの気にあふやうに万事気をきかして、—・すもんじゃさかい」〈滑・大師めぐり〉
ちゅうソ‐ろんそう【中ソ論争】
中国・ソ連の両共産党間の国際共産主義運動の原則などをめぐる論争。1956年のスターリン批判・平和共存路線を発端として、1960年ごろから公然化。国家間の政治的対立へと発展し、1969年には国境で...
たく【沢】
めぐみ。恩恵。恩沢。「海内久しく穏かにして人民泰平の—を楽みたりしかども」〈田口・日本開化小史〉
つきのみちかけ【月の満ち欠け】
佐藤正午の長編小説。生まれ変わりを繰り返す一人の女性をめぐる物語。平成29年(2017)刊行。同年、第157回直木賞受賞。
つき‐の‐さかずき【月の杯】
杯を月にたとえていう語。美しい杯。「—さす袖も雪をめぐらす袂(たもと)かな」〈謡・紅葉狩〉
つま【妻】
北原武夫の小説。昭和13年(1938)発表。同棲中に死んだ妻をめぐる新心理主義風の作品。
つき‐の‐みやこ【月の都】
1 月の中にあるといわれる宮殿。月宮殿。また、月世界。「おのが身はこの国の人にもあらず、—の人なり」〈竹取〉 2 都の美称。「見るほどぞしばし慰むめぐりあはむ—ははるかなれども」〈源・須磨〉
手(て)を回(まわ)・す
1 手段をめぐらす。「あれこれ—・して支援する」 2 手を尽くして探索する。「方々に—・して調達する」 3 ひそかにはたらきかける。「事件が明るみに出ないよう—・す」
つき‐た・つ【突(き)立つ】
[動タ五(四)] 1 突きささる。ささる。「矢が—・つ」 2 立ったまま動かないでいる。つったつ。「ながいこと、私は窓際に—・っていた」〈高見・如何なる星の下に〉 3 急に立ち上がる。急いで立...