目(め)は口(くち)ほどに物(もの)を言(い)う
情のこもった目つきは、口で話すのと同じくらい気持ちを表現する。
目(め)は心(こころ)の鏡(かがみ)
目はその人の心の中を映し出す鏡である。目を見れば、その人の心のようすがわかることのたとえ。
め‐はし【目端】
その場を見はからう機転。「—が利く」
目端(めはし)が利(き)・く
その場に応じてよく才知が働く。機転がきく。「—・く男だから任せておけばよい」
目端(めはし)を利(き)か・す
その場に応じて才知を働かせる。機転をきかす。「—・して利ざやを稼ぐ」
め‐はじき【目弾】
1 シソ科の二年草。原野に生え、高さ約1メートル。茎は四角柱で、全体に白い毛を密生する。根際の葉は心臓形で大きいが、上部の葉は深い切れ込みがある。7〜9月、茎の上部に淡紅紫色の唇形の花を数段つけ...
め‐はずか・し【目恥づかし】
[形シク]人に見られるのが恥ずかしい。また、相手がりっぱで気恥ずかしい。「随分—・しき者どもにてある者を」〈保元・中〉
目(め)はその睫(まつげ)を見(み)る能(あた)わず
《「顔氏家訓」渉務から》目はなんでも見ることができるが、自分のまつげを見ることはできない。他人の欠点にはよく気づくが、自分の欠点は見えないことのたとえ。
目(め)は空(そら)
そのものは目に入らずに、他のものに気をとられている状態をいう。「御硯の墨すれと仰せらるるに、—にて、ただおはしますを」〈枕・二三〉
め‐はちぶ【目八分】
「めはちぶん」に同じ。