めんえき‐せんしょく【免疫染色】
抗体が特定の抗原を認識して反応する特異性を利用し、抗原を可視化する手法の総称。抗体に放射性同位体や蛍光色素を標識として結合させ、抗原抗体反応を調べる方法が知られる。抗体染色。
めんえきぞうきょう‐ざい【免疫増強剤】
体内での免疫反応を増強する目的でワクチンに添加される物質のこと。抗原性補強剤。免疫補助剤。アジュバント。
めんえき‐たい【免疫体】
抗体のこと。
めんえき‐たんとうさいぼう【免疫担当細胞】
⇒免疫細胞
めんえき‐チェックポイント【免疫チェックポイント】
免疫系が自己を攻撃しないように、過剰な免疫反応を抑制する機能。 [補説]癌細胞(がんさいぼう)はこの仕組みを利用して免疫反応を回避している。
めんえきチェックポイント‐そがいざい【免疫チェックポイント阻害剤】
がん細胞が免疫細胞の攻撃力を抑制するはたらきを阻害し、免疫細胞みずからの攻撃力を再活性する薬剤。免疫細胞にはもともと、ある物質が受容体に結合すると攻撃力が抑制される仕組みがあり、がん細胞はこの仕...
めんえき‐とうひ【免疫逃避】
ウイルスなどの病原体やがん細胞が、何らかの機構によって免疫系から逃れること。免疫系は、病原体やがん細胞を排除できなくなったり、異物として認識できなくなったりする。ワクチンなどで得た抗体が効かなく...
めんえき‐トレランス【免疫トレランス】
⇒免疫寛容
めんえき‐はんのう【免疫反応】
免疫応答・抗原抗体反応や補体が活性化する反応など、免疫現象に関係のある反応。
めんえき‐ふぜん【免疫不全】
免疫を担当するマクロファージ・B細胞・T細胞や補体などに障害があって、生体の防衛を行えない状態。