もうし‐ごと【申(し)事/申(し)言】
申し上げること。言い立てること。また、その言葉。
もうし‐さた【申(し)沙汰】
1 申しのべること。また、弁論すること。「此の事勝れて—したりける粟飯原下総守清胤、俄に心替はりして」〈太平記・二七〉 2 うわさをすること。評判。取り沙汰。「定めて御出家もやと、—しける程に」...
もうし‐じょう【申(し)条/申(し)状】
1 言い分。主張。「余りに本職を軽蔑した—じゃないか」〈木下尚江・良人の自白〉 2 (申し状) ㋐⇒申文(もうしぶみ)1 ㋑中世、訴訟のときの原告の訴状。目安。もうしぶみ。「いまだ恩賞を給ひたる...
もうし‐そ・える【申(し)添える】
[動ア下一][文]まうしそ・ふ[ハ下二]付け加えて申し上げる。「念のため—・えます」
もうし‐たて【申(し)立て】
1 申し立てること。また、その言い分。「異議の—」 2 裁判所や行政庁などに対して、一定の行為を要求する当事者の意思表示。「和解—」
もうし‐た・てる【申(し)立てる】
[動タ下一][文]まうした・つ[タ下二]特に取り上げて申し上げる。また、公的機関・上位者などに対して、自分の意見や希望を強く述べる。「異議を—・てる」
もうし‐つぎ【申し次ぎ】
1 申しつぐこと。言いつぐこと。また、それをする人やその内容。「常葉(ときは)すでに参りしかば、伊勢守景綱—にて」〈古活字本平治・下〉 2 「申次衆(もうしつぎしゅう)」の略。「公方にては—と申...
もうしつぎ‐しゅう【申次衆】
室町幕府の職名。将軍御所に参上した者の名や用件などを取り次いだ役。また、その人。申し次ぎ。奏者(そうしゃ)。
もうし‐つ・ぐ【申(し)次ぐ/申(し)継ぐ】
[動ガ五(四)] 1 後任者へ言い継ぐ。申し送る。「次の当番へ—・ぐ事項」 2 「言い継ぐ」の謙譲語。お取りつぎする。取りつぎを通して申し上げる。「御使を西面にて問へば、—・ぎつる人も寄り来て」...
もうし‐つけ【申(し)付け】
申し付けること。また、その内容。「お—の件、さっそく処理致します」