もがり‐なわ【強請縄】
金品をゆするため、人を通さないように張った縄。「里の真中に一条の—を引渡し」〈読・八犬伝・四〉
もがり‐の‐みや【殯の宮】
「あらきのみや」に同じ。「—を広瀬に起つ」〈敏達紀〉
もがり‐ぶえ【虎落笛】
冬の激しい風が竹垣や柵(さく)などに吹きつけて発する笛のような音。《季 冬》「一汁一菜垣根が奏づ—/草田男」
もが・る【強請る/虎落る】
[動ラ四] 1 異議を申し立てる。逆らう。「いとたつ事を—・りければ」〈大和・附・二〉 2 言いがかりをつけて金品をねだる。ゆする。たかる。「七十に成る浄閑が—・られたといふ外聞悪さ」〈浄・寿の門松〉
モガン‐せき【モガン石】
二酸化珪素(けいそ)を含む酸化鉱物の一。単斜晶系。無色または白色。ガラス光沢をもち、石英の多形とされ、わずかに水を含む。玉髄に含まれる場合がある。モガナイト。化学式SiO2