もとおろ◦う【回ろふ/廻ろふ】
[連語]《動詞「もとおる」の未然形に反復継続の助動詞「ふ」の付いた「もとおらふ」の音変化。上代語》「もとおる」に同じ。「大石に這(は)ひ—◦ふ細螺(しただみ)の」〈記・中・歌謡〉
もと‐かぎ【元鍵】
錠前の製造・販売会社が錠とともに提供する純正品の鍵のこと。通常、製造・販売業者の商標が刻印されている。本鍵。→合鍵
もと‐がしわ【本柏】
《「もとかしわ」とも》 1 冬も落葉しないで残った柏の葉。大嘗会(だいじょうえ)のとき、その葉を酒に浸し、神饌(しんせん)にそそいだ。「いその神ふるから小野の—本の心は忘られなくに」〈古今・雑上...
もと‐かた【本方/元方】
1 宮廷の御神楽(みかぐら)のとき、二組に分かれた歌い手のうち、先に歌いはじめる方。神殿に向かって左側に位置する。⇔末方(すえかた)。 2 卸売りする店。問屋。また、製造元。 3 事業の元手を出...
もと‐かの【元カノ】
《「元の彼女」の意》過去に、その男性の恋人であった女性をいう。→今カノ →前カノ →元彼
もと‐かれ【元彼/元カレ】
《「元の彼氏」の意》過去に、その女性の恋人であった男性をいう。→今彼 →前彼 →元カノ
本(もと)が切(き)・れる
価格が原価より安くなる。「原料が高騰して—・れる」
もと‐き【本木】
1 木の根もとの部分。⇔末木(うらき)。「その伽羅に—と末木との二つありて」〈鴎外・興津弥五右衛門の遺書〉 2 作品などを構想する中心となる材料。「昔物語などの、一興ある事を、—にとりなして事を...
もとき【本木】
姓氏の一。 [補説]「本木」姓の人物本木庄左衛門(もときしょうざえもん)本木昌造(もときしょうぞう)本木良永(もときよしなが)
もとき‐しょうぞう【本木昌造】
[1824〜1875]江戸末期の日本の活版印刷の創始者。長崎の人。オランダ通詞の家業を継ぎ、航海術・製鉄術も習得。米国人ガンブルに金属活字の鋳造法を学び、のち活版所を開設した。