もの‐さし【物差(し)/物指(し)】
1 物の長さを測る用具。竹・金属・プラスチック製などがあり、長さの単位の目盛りがつけてある。さし。「—を当てる」 2 物事を評価するときの基準。尺度。「普通の—でははかれない人物」
もの‐さだめ【物定め】
物事のよしあしを判定すること。品定め。「馬頭(むまのかみ)、—の博士になりて、ひひらきゐたり」〈源・帚木〉
もの‐さびし・い【物寂しい/物淋しい】
[形][文]ものさび・し[シク]なんとなくさびしい。うらさびしい。「—・い光景」 [派生]ものさびしげ[形動]ものさびしさ[名]
もの‐さ・びる【物寂びる】
[動バ上一][文]ものさ・ぶ[バ上二]どことなく古びてみすぼらしい感じがする。また、古びて趣がある。「—・びた社(やしろ)」
もの‐さび・れる【物寂れる】
[動ラ下一]なんとなくさびれた感じになる。「—・れた町はずれ」
もの‐さわがし・い【物騒がしい】
[形][文]ものさわが・し[シク] 1 なんとなく騒々しい。「—・い場内」 2 世の中などの状態が穏やかでない。物騒(ぶっそう)である。「発砲事件が頻発して—・い」 3 なんとなくあわただしい。...
もの‐さわに【物多に】
[枕]官庫(おほやけ)には物が多くある意から、地名の「大宅(おほやけ)」にかかる。「—大宅過ぎ」〈武烈紀・歌謡〉