もらいむこ【貰聟】
狂言。酒に酔って妻を追い出した男が、酔いが覚めて舅(しゅうと)の家へ妻をもらいにいき、引き止める舅を打ち倒して夫婦一緒に帰る。
もらい‐もの【貰い物】
人から物をもらうこと。また、その物。到来物。いただき物。頂戴物。
もらい‐ゆ【貰い湯】
1 よその家の風呂に入れてもらうこと。 2 江戸時代、正月と盆の16日の銭湯。この日、三助(さんすけ)が客からの祝儀をもらうことになっていた。「—に入りて六欲の皮を磨(すりむ)き」〈滑・浮世風呂・前〉
もらい‐わらい【貰ひ笑ひ】
他人が笑うのにつりこまれて一緒に笑うこと。「腰元衆の—」〈浄・栬狩剣本地〉
もら・う【貰う】
[動ワ五(ハ四)] 1 贈られたり頼んだりして受け取り、自分のものとする。「金を—・う」「便りを—・う」「賞を—・う」「元気を—・う」「勇気を—・う」 2 頼んで手に入れる。得る。「許可を—・う...
もら・う【守らふ】
[動ハ四]《動詞「守(も)る」の未然形に反復継続の助動詞「ふ」がついて一語化したもの》じっと見つめている。うかがっている。「此の瓜食らふを—・ひ居たり」〈今昔・二八・四〇〉
貰(もら)う物(もの)は夏(なつ)も小袖(こそで)
貰うものならば、その季節には不要な綿入れであってもよい。人から貰うものならば、なんでもよい。戴くものは夏も小袖。
もら‐か・す【貰かす】
[動サ四]《動詞「もらう」に接尾語「かす」の付いた「もらわかす」の音変化》もらわせる。つかわす。やる。「死んだあくる日、銀(かね)つけてよそへ—・します」〈浄・油地獄〉
もら・す【漏らす/洩らす】
[動サ五(四)] 1 液体などを漏れるようにする。こぼす。「水も—・さぬ備え」 2 秘密や隠していることを知らせる。「秘密を—・す」 3 心中の思いを口に出していう。また、感情を思わず表情や声に...
モラセス【molasses】
「糖蜜1」に同じ。