にぎ‐やか【賑やか】
[形動][文][ナリ] 1 人などが多く集まって活気のあるさま。「—な会合」「店がたくさんできて—になる」 2 物音や人声などが盛んに聞こえるさま。よくしゃべったりして陽気なさま。「—な笑い声」...
すく‐やか【健やか】
[形動ナリ]「すくよか」に同じ。「其家に—なるものありて、強盗とたたかひけるが」〈著聞集・一二〉
みにく‐やか【醜やか】
[形動ナリ]いかにも醜い感じのするさま。「例は、ことに思ひ出でぬはらからの、—なるも、恋し」〈源・浮舟〉
ふく‐やか【膨やか/脹やか】
[形動][文][ナリ]「ふくよか1」に同じ。「涼しい眼と—な頰と」〈魯庵・社会百面相〉
すこ‐やか【健やか】
[形動][文][ナリ]からだが丈夫で元気なさま。心身が健全であるさま。「—な子供の寝顔」「—に育つ」 [派生]すこやかさ[名]
にこ‐やか【和やか/柔やか】
[形動][文][ナリ] 1 ほほえみを浮かべるさま。にこにこしているさま。「—にあいさつを返す」 2 物腰・筆跡などの、柔らかいさま。「—なる方の懐かしさは」〈源・梅枝〉
かご‐やか
[形動ナリ]「かごか」に同じ。「—に局住(つぼねず)みにしなして」〈源・初音〉
なご‐やか【和やか】
[形動][文][ナリ]ものやわらかなさま。穏やかなさま。「—な家庭」「話し合いは—に進んだ」
さや‐か【明か/清か】
[形動][文][ナリ] 1 さえて明るいさま。「星が—な光を放つ」 2 音・声がさえてよく聞こえるさま。「振鈴(しんれい)の響—に聞こゆるは」〈樗牛・滝口入道〉 3 さわやかなさま。爽快なさま。...
ちいさ‐やか【小さやか】
[形動ナリ]いかにも小さな感じのするさま。「母屋にいと—にてうち臥し給ひつるをかき抱きて」〈堤・花桜をる少将〉