ささ‐やか【細やか】
[形動][文][ナリ] 1 形や規模があまり大げさでなく、控えめなさま。「—な商売をはじめる」「—に暮らす」 2 形ばかりで粗末なさま。わずかなさま。多く、謙遜して用いる。「—な送別会」「—な贈...
ふさ‐やか【総やか】
[形動ナリ]ふさふさと豊かなさま。たっぷりとしているさま。「髪はいと—にて、長くはあらねど」〈源・空蝉〉
ま‐さやか【真明か/真清か】
[形動ナリ]はっきりしているさま。さやか。「色深く背なが衣は染めましをみ坂給(たば)らば—に見む」〈万・四四二四〉
あざ‐やか【鮮やか】
[形動][文][ナリ]《「あざ」は新鮮の意》 1 ものの色彩・形などがはっきりしていて、目立つさま。「—な若葉の緑」「印象—な短編小説」 2 技術・動作などがきわだって巧みであるさま。「—な包丁...
け‐ざやか
[形動][文][ナリ]際立っているさま。はっきりとしているさま。「女竹(めだけ)の茂みが、白壁にそうてほとんど黒く—に浮きあがっている」〈野上・秀吉と利休〉
おかし‐やか
[形動ナリ]いかにも趣のあるさま。「—なるほどに聞こえ交し給ひし年ごろよりも」〈源・総角〉
ずし‐やか
[形動ナリ]どっしりしたさま。重々しくて慎み深いさま。「大人び給ひて、母女御よりもいま少し—に重りかなるところは」〈源・宿木〉
たし‐やか【確やか】
[形動ナリ]確かであるさま。しっかりしているさま。「諸事御頼みましませと、さも—には云ひけれど」〈浄・藍染川〉
つし‐やか
[形動ナリ]⇒ずしやか
まことし‐やか【真しやか】
[形動][文][ナリ]いかにも本当らしく見せるさま。「—に作り話をする」