じんぶん‐しゅぎ【人文主義】
ギリシャ・ローマの古典研究によって普遍的教養を身につけるとともに、教会の権威や神中心の中世的世界観のような非人間的重圧から人間を解放し、人間性の再興をめざした精神運動。また、その立場。ルネサンス...
ステップド‐リーダー【stepped leader】
落雷に先行する弱い放電。雷雲から複数の放電が空気の絶縁を破りながら断続的に進み、やがて地表に集まった電荷と接触し、主たる雷撃となる。先駆雷撃。階段型前駆。
すでに‐して【既にして】
[接]そうこうしているうちに。かれこれする間に。やがて。「—三人は立ちあがりぬ」〈鴎外訳・即興詩人〉
せきしょく‐きょせい【赤色巨星】
表面温度が低い巨星のうち、スペクトル型がK型・M型の恒星。水素が核融合で使い果たされ、ヘリウム・炭素・珪素・鉄などの重い元素がたまった中心部が収縮を起こすと、外層部は膨張を始め、巨大な赤い星とな...
せきずい‐ろう【脊髄癆】
梅毒の第4期に、脊髄の変性が起こる病気。手足がしびれ、やがて麻痺して起立や歩行が不能となる。
せつようしゅう【節用集】
室町中期に成立した国語辞書。編者未詳。語をいろは順に分け、さらに天地・時節・草木などの門を立て、意義によって分類・配列したもの。また、江戸時代にはこれを改編・増補した多種多様の節用集が刊行され、...
せんじゅ【千手】
平家物語に登場する遊女。駿河国手越(てごし)の長者の娘。鎌倉に捕らえられた平重衡(たいらのしげひら)の寵愛を受け、重衡が切られたのち、信濃の善光寺に入って弔ったという。
(「千寿」とも書く)...
たいざん‐ふくん【泰山府君】
中国の泰山に住むという神。道教では人の生死をつかさどる神で、日本では素戔嗚尊(すさのおのみこと)に配され、また仏家では、閻魔王(えんまおう)の侍者として人の善悪行為を記録するとも、地獄の一...
ちゅうじん‐ゆかん【中腎輸管】
中腎と連絡する排出管。前腎輸管が縦に二分してできる一方のもので、他方はミュラー管となる。魚類・両生類では輸尿管・輸精管として働き、爬虫(はちゅう)類・鳥類・哺乳類ではやがて、雄では輸精管となり、...
ちょくちょう‐がん【直腸癌】
直腸に発生する癌。早期には下痢(げり)傾向となり、やがて血液が付着した便がみられる。