や‐け【宅】
「やか(宅)」に同じ。「大帯日子命(おおたらしひこのみこと)、御宅(みやけ)を此の村に造り給ひき。故(かれ)、—の村といふ」〈播磨風土記〉
やけ【焼け】
1 焼けること。焼けたもの。「丸—」「日—」 2 日の出前と日没後に、空が赤く見えること。「朝—」「夕—」 3 硫化鉱物、特に黄鉄鉱に富む鉱床の露出部分。黄鉄鉱が褐鉄鉱になって褐色または暗褐色を...
やけ【自棄】
[名・形動]《「焼け」と同語源》物事が自分の思いどおりに運ばなくて、どうにでもなれという気持ちになり、思慮のない乱暴な振る舞いをすること。また、そのさま。やけくそ。自暴自棄。「—を起こす」「—な...
やけ‐あと【焼け跡】
1 焼けた跡。火事で焼けた跡。 2 (「焼け痕」とも書く)やけどのあと。
やけあとのイエス【焼跡のイエス】
石川淳の短編小説。昭和21年(1946)、雑誌「新潮」10月号に発表。終戦後の上野の闇市を背景に、浮浪児を救世主イエス‐キリストに見立てた作品。
やけ‐あな【焼け穴】
布などの一部分が焼けてできた穴。「タバコでズボンに—をこしらえる」
や‐けい【夜景】
夜の景色。夜の眺め。
や‐けい【夜警】
夜、見回って火災や犯罪などの警戒をすること。また、その役目の人。 [補説]作品名別項。→夜警
や‐けい【野径】
野中のこみち。野路(のじ)。「心身ともに疲れ終(は)てて—の露に徘徊す」〈太平記・七〉
や‐けい【野景】
山野などのけしき。野外の風景。