あぶなく【危なく】
[副] 1 やっとのことで。かろうじて。「—落第を免れた」 2 まかりまちがえば。もう少しのところで。「—正面衝突するところだった」 [補説]「あやうく」よりも口頭語的。
あやうく【危うく】
[副]《形容詞「あやうい」の連用形から》 1 やっとのことで。かろうじて。「—間にあった」 2 まかりまちがえば。もう少しのところで。「—大けがをするところだった」
あり‐つ・く【有り付く】
[動カ五(四)] 1 求めていたものをやっとの思いで手に入れる。 ㋐お金や食物などが手に入る。「小遣い銭に—・く」「思いがけないご馳走に—・く」 ㋑働き口が見つかる。「割のいい仕事に—・く」 ...
い・う【言う/云う/謂う】
[動ワ五(ハ四)] 言葉を口に出す。心に思っていること、考え・判断などを相手に伝達するために、言葉に出したり、文章に表したりする。 1 口を通して言葉として出す。「やっと片言を—・うようになっ...
息(いき)が続(つづ)・く
1 潜水や発声の際に、吸った息が長くもつ。 2 物事の勢いが弱まらず、ある状態が続く。「やっと回復した景気も—・かない」
息(いき)も絶(た)え絶(だ)え
いまにも呼吸が止まりそうなようす。「—に、やっとたどり着く」
いっ‐しょう【一生】
1 生まれてから死ぬまでの間。終生(しゅうせい)。生涯。「幸せな—を送る」「事業に—を捧げる」「—を棒にふる」「—忘れられない出来事」 2 やっと生き延びること。一命。「九死に—を得る」 3 (...
いっ‐ぱし【一端】
[名]一人前。人並み。「口だけは—のことを言う」「やっと—の板前になった」
[副] 1 一人前に。人並みに。未熟なのに一人前のように振る舞うさまにもいう。「あれで—専門家のつもりでいる」 2...
いのち‐からがら【命辛辛】
[副]命を守るのが精いっぱいのさま。やっとのことで。「—逃げてくる」
鰯(いわし)で精進(しょうじん)落(お)ち
やっと迎えた精進落としの宴に、イワシのようないつでも食べられる魚を出す。ずっと耐えてきた努力が報われないことや、つまらないことで努力がむだになることのたとえ。