やまばたけ【山畠】
森荘已池(もりそういち)の小説。昭和18年(1943)発表。同年、「蛾と笹舟」とあわせ第18回直木賞受賞。
やま‐ばち【山蜂】
スズメバチの別名。《季 春》
やま‐ばと【山鳩】
山林にすむハト。キジバトやアオバトのこと。
やまばと‐いろ【山鳩色】
黄色みがかった緑色。アオバトのはねの色。
やま‐ばん【山番】
山林を火災や盗難から守る番人。やまもり。
やま‐ばんし【山半紙】
武蔵国から産した粗製の半紙。「—を出して鼻をかむ」〈洒・辰巳之園〉
やま‐パーレン【山パーレン】
⇒山括弧
やま‐ひだ【山襞】
山の尾根と谷が入りくんで、ひだのように見える所。
やま‐ひめ【山姫】
1 山を守る女神。「わたつみの神に手向くる—の幣(ぬさ)をぞ人は紅葉と言ひける」〈後撰・秋下〉 2 アケビの別名。「いが栗は心よわくぞ落ちにける此—の笑める顔見て」〈行宗集〉
やま‐び【山辺】
「やまべ(山辺)」に同じ。「霞居る富士の—に我が来なばいづち向きてか妹が嘆かむ」〈万・三三五七〉